注目の学生デザイナー
矢信 結衣 |
||
---|---|---|
京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科 私はカメラマン兼デザイナーという立場で、リベリタリアで仕事をさせて頂いています。 小学生の頃から、祖父の影響を受けてカメラに触れてきました。大学生になり、写真館のアルバイトで、サブカメラマンとして撮影や自主的に本を読むなど、積極的に学んできました。そんな幼い頃からの経験を活かし、私がデザインしたものは自分で撮影した写真を多く起用しています。例えばリベリタリアでの仕事のひとつ、CDのジャケットデザインです。撮影・デザインをトータルで仕事をさせて頂きました。デザインする上で一番気をつけていることは、依頼された仕事は1回きりだということを意識し、制作にあたることです。特に印刷物は、一度印刷されると訂正が利かないので神経を使い、誤字脱字はもちろん、そのデザイン自体を世の中に出して恥ずかしくないものを作ろうと心がけています。 |
||
後藤 幸恵 |
|
|
京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科 大学三回生の頃からリベリタリアに登録し、グラフィック・エディトリアル・ウェブデザインなどの仕事をさせていただきました。大学の課題とは違い、実際にクライアントと打ち合わせをすることにより、ターゲットや要求が明確になり、より目的を持ったデザインに取り組めました。また予算や期限がシビアになる中で、スピードとアイデアの量、そしてクオリティを少しずつ強化できたのではないかと思います。自分の企画が通れば好きにして良いということではなく、完成まで全てのことに責任を持ち、また自分の成果を“待ってくれている人”がいるということにモチベーションが上がりました。リベリタリアとして関わり、デザインする上で企業の方々が「学生に求めるもの」つまり新しい視点を意識しました。もちろんアイディアとクオリティは別の話なので、「学生だから」というマイナスな部分を感じさせないようにデザインだけではなく、打ち合わせの際にも気を配りました。 |
||
大多和 靜佳 |
|
|
フリーテキスタイルデザイナー 高校、大学で7年間染織を学び、大学卒業後は部屋を借り、型染技法で染織作品の制作を続けています。友人の紹介でリベリタリアプロダクション様とお仕事をさせて頂くことになり、現在は手描き染めの暖簾、浴衣、ブックカバーの制作に携わらせて頂いています。古い歴史を持つ染織、型染めで制作するにあたって、プリントには無い、手仕事による温もりを感じて頂ける作品制作を心がけています。これからも、日本の伝統技法の魅力を、身近に感じて頂ける作品を制作して行きたいと思っています。染織を学んだ私の7年間の学生生活の中で、鼻っ柱をへし折られ続 け、自信など根こそぎ引っこ抜かれ、正直なところ制作を続ける自分の将来を想像出来ませんでした。しかし現在、お仕事を通して新しい世界を見せて頂き、お仕事のお話をするのがとても嬉しいし楽しいです。私が学んだ型染めの、潔さや、美しさをもっと多くの人に知ってもらい、身近なものになれば良いと思います。日本の伝統技法はそれだけの価値があると思うのです。 |